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立ち上げのきっかけ

 今コロナウイルスが日本中を襲っています。経済活動や国民生活が脅かされ、誰にも先行きが見えない中で、将来への不安だけが日本全体を飲み込んでいます。


 私の故郷・丹波市も例外ではありません。兵庫県下で緊急事態宣言が発令されたことに伴い、丹波市でも、経済活動が制限され、外出規制が敷かれています。また市内でもコロナウイルスの感染例が報告されています。


 そのような状況の中で、私は偶然、丹波市の教育の現状について耳にする機会がありました。そしてその状況が非常に重大なものであることを知りました。


 現在、丹波市では少なくとも5月末までは、子どもたちが十分な教育を受けられる目処が立っていません。そしてその教育を補完するツールも、圧倒的に不足しています。

 これを受けて私が感じたことは2つの問題意識でした。


 ①子どもたちが十分な教育を受けられない重大性

 ②今後日本全体で教育格差が生じる危険性


 ①についてはいうまでもなく、このコロナショックが長引けば長引くほど、子どもたちの教育は遅れていき、発達段階で不可欠な基礎教育というものが十分に保障されなくなる可能性があります。②について言えば、それぞれの自治体の財政規模等が、子どもたちの教育環境の差に影響を与える可能性があります。このコロナショックの下では、政府の政策は時間的・予算的にも限界があり、対応の大部分が自治体に任されています。そうすると、財政的に豊かで比較的恵まれている自治体ほど、解決に向けた迅速な対応ができ、そうでない自治体ほど、その波に遅れていく可能性があります。この差が大きくなればなるほど、豊かな自治体とそうでない自治体の間で、子どもたちの教育格差が広がっていくのではないでしょうか。

 このような課題に対して、自治体の方々や学校現場の方々は解決に向けて、必死に取り組んでおられます。しかし今の状況は歴史に類を見ない緊急事態であるため、必ずしも有効な対策がなされているわけではありません。ここにおいて私は自分たちにも何かやれることはないだろうか、少しでも地元の人たちを支えられる方法はないだろうかと考えました。



 私は丹波市で生まれ、丹波の温かい人たちに見守られて育ってきました。丹波で受けた教育があるから、今の自分がある。そう考えると、私は育んでくれた故郷に対して少しでも恩返しがしたい。



 かくして「丹波市オンラインプロジェクト」は誕生しました。私たちは故郷・丹波市の子どもたちの教育を守るべく、それに対応されている自治体の方々、学校現場の方々、保護者のみなさんの力に、少しでもなれたらいいなと考え、活動しています。

 


丹波市オンラインプロジェクト

   代表 藪下 文也


(2020/05/07 執筆)

(2020/05/17 加筆修正)

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